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色絵赤玉雲龍文鉢
(いろえあかだまうんりゅうもんはち) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1690〜1730年代
口径26.0 高25.9 高台径11.7
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いわゆる献上手と称されるこのような鉢は、厚手に作られ、入念な上絵付が施されている。染付素地に赤・金などを加えた金襴手様式の典型的な作品の一つ。見込に雲龍文を描き、周囲に規則的に赤玉と龍・宝珠の入った丸輪を配し、間を格子状の地文で埋める。外側は四方に窓を設け、鳳凰と草花文を表し、窓と窓の間は赤地に唐花唐草文を描いている。高台内には二重圏線内に「大明萬暦年製」の銘を入れる。 |
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