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人々の願いが込められた「吉祥文様」 吉祥文様とは「おめでたい」ことを意味する文様のことをいいます。中国から伝わったものが多く、さらに日本的な工夫を凝らしているものもあります。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。 「松竹梅」はその名のとおり松・竹・梅の組み合わせです。この三種は冬の寒さにも耐えるため、「厳寒の三友」と呼ばれています。 「瓔珞(ようらく)」は宝石などで美しく飾られていることを表したもので、器の周辺などに施されています。 「宝尽くし」は砂金袋・宝珠・小槌・瓢箪・花籠などを組み合わせた文様です。これらを一度に配されることもあれば単独で配した文もあります。 また「福」「寿」などの文字を文様としてデザインしたものもあります。 日本で考え出された吉祥文様の代表的なものには「橘文(たちばなもん)」があります。橘は伝説の国、「常世国(とこよのくに)」を象徴し、長寿を招く力があると考えられていました。お正月の鏡餅にみかんがのせられるのも、こういった意味からきていると思われます。(橘はみかんの一種) この他にも吉祥文には蝙蝠(こうもり)、桃、青海波(せいがいは)などがあります。 ■関連リンク やきものにみる文様・宝尽文様 ■関連リンク やきものにみる文様・瓔珞文様 ■関連リンク やきものにみる文様・松文様 ■関連リンク 展覧会レポート(2004)・めでたい文様 ■関連リンク 九州陶磁文化館名品図録・色絵松竹梅文鮑形皿 |
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