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藁灰飴釉掛分沓茶碗
(わらばいあめゆうかけわけくつぢゃわん) |
筑前・高取窯(内ヶ磯窯) Chikuzen, Takatori
ware
福岡県 Fukuoka Prefecture
1610〜20年代
口径13.5×12.1 高6.7 底径5.6
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意識的に口部を変形させ、胴下部をくびれさせた「沓形」の茶碗。茶褐色の陶胎にかけた透明感のある土灰釉の飴色と藁灰釉の斑白(まだらじろ)は、織部好みの茶碗にみる掛け分けの装飾法を表す。胴には轆轤目の段を残し、高台は低く削る。伝世の箱には「まだら唐津沓鉢」とあるが、慶長19年(1614)から寛永元年(1624)に焼かれた内ヶ磯窯跡から、同様な沓形茶碗が出土している。 |
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