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佐賀県〜唐津焼
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006
黒釉素麺手茶碗
(こくゆうそうめんでちゃわん)
肥前 Hizen
佐賀県 Saga prefecture
17世紀前半
径11.5 高7.3 高台径4.5
竹田恒夫氏寄贈
口縁
部は外側に反り、端部は、丸味をもっている。
高台
は高く、
露胎
になっており、高台内は篦削りの痕が残っている。内面及び外面下位まで
鉄釉
を施した後に、体部に白釉の盛り上がった線で連続したエル字状の文様を描き、瀟洒な作品に仕上げている。この技法は
イッチン
とも呼ばれているが、語源は明らかでない。このような技法を使った類例が、武雄市黒牟田窯跡出土品にみられる。
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