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九州陶磁文化館名品図録
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佐賀県〜唐津焼
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005
灰釉鉄釉振掛茶碗
(かいゆうてつゆうふりかけちゃわん)
肥前 Hizen
佐賀県 Saga prefecture
1600〜30年代
口径10.5 高8.0 高台径5.3
内外面で
釉薬
をかけ分けた筒型の茶碗である。
口縁
部は
鉄釉
を施し、内面は見込まで白濁した釉薬を施している。外面は体部下位と
高台
外側面に白濁した釉薬を施す。胴部は、赤褐色の
露胎
の上に、意図的に白濁した釉薬と茶褐色の釉薬を交互に振りかけている。高台内は部分的に白濁した釉薬がみられるが、露胎となっており、篦削りの痕が残っている。斬新な意匠を持つ茶碗である。
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