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鉄絵草文碗
(てつえそうもんまかい) |
琉球・湧田窯 Ryukyu, Wakuta ware
沖縄県 Okinawa prefecture
17世紀後半〜18世紀前半
口径12.9 高6.1 高台径6.6
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胴は直線的に広がり、高台は高く、断面台形状に削り出されている。外面の二方に鉄絵で唐草文を表し、内外底を除き透明釉を施す。見込と外底を無釉とし、直接重ねて焼く方法や、器形等は、同じ頃沖縄にたくさん輸入されていた中国の福建・広東地方で焼かれた粗製の染付碗の影響を受けたものであろう。琉球では18世紀になると肥前磁器よりも中国磁器とともに琉球産陶器の比重が高くなり、生産も盛んとなる。 |
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