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飴釉藁灰流太鼓胴水指
(あめゆうわらばいながしたいこどうみずさし) |
筑前・高取窯(東皿山窯) Chikuzen, Takatori
ware
福岡県 Fukuoka Prefecture
18世紀後半〜19世紀前半
口径14.2 高11.8 底径16.4
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黒田藩の城下、福岡市西新町には高取焼・東皿山窯が享保元年(1716)に築かれ、御用窯として茶陶を焼成し、江戸時代後半には贈答用としての陶器を製作した。明治4年(1871)の廃藩置県により御用窯は閉ざされた。堅く軽く焼締まったきめ細かな胎土で、太鼓をかたどり、天地には太鼓革を張る鋲をめぐらし飾りとする。薄くかけた土灰釉の飴色に、藁灰釉の白と青みを含んだ濃い茶褐色の釉調がけしきとなる。底部は平底で無釉。 |
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