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色絵鶺鴒文皿
(いろえせきれいもんさら) |
肥前・鍋島藩窯 Hizen, Nabeshima ware
佐賀県 Saga prefecture
18世紀前半
口径15.1 高4.3 高台径8.1
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鍋島において黒を用いた作品はきわめて少なく、この鶺鴒文以外ではほとんど作例がない。鍋島では染付の藍色に上絵の赤・緑・黄の4色を基本とし、これらの彩料であらゆる文様が表現されてきた。対象の色が黒であっても鍋島の作品としては、染付の藍色で表現されるのが通例であり、この鶺鴒も本来なら主体は染付で表現し、部分的に緑・黄や赤を用いたであろう。裏文様は三方に四つ玉の七宝結び文、高台に櫛目文が描かれている。 |
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