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色絵桜樹文皿
(いろえおうじゅもんさら) |
肥前・鍋島藩窯 Hizen, Nabeshima ware
佐賀県 Saga prefecture
1700〜30年代
口径20.2 高5.8 高台径11.0
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桜花はすべての線書きで表現され、線書きのみの赤が軽快さを生み、花の数が艶やかさを醸し出している。画面に桜樹をめぐらすこの構図は、鍋島の図案帳に同種のものがある。樹根の表現にも特徴があり、この種の表現は梅樹の場合も用いられている。裏は三方に七宝結び文を配し、高台には櫛目文を描く。七宝文は、六つ玉からなり、中心部の四つは重なりあうタイプである。 |
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