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色絵花鳥文輪花皿(柿右衛門様式)
(いろえかちょうもんりんかざら) |
肥前・有田窯(南川原山) Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1670〜90年代
口径24.3 高4.9 高台径12.2
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口縁部がゆるやかに外反りし、大輪の花が開いたような形態である。八つの区画をもち、4種の文様が対面して配されている。文様の種類は梅・桔梗・牡丹・菊である。素地は白く、釉が薄くかけられており、その柔らかな白さはいわゆる濁手の素地といえる。ヨーロッパからの里帰り品で、見込の釉面や牡丹文に引っ掻き傷があり、食器としてかなり使用されたと思われる。裏面は無文であり、高台内に小さなハリ支え跡が3個みられる。 |
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