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色絵芙蓉手鳳凰文鉢
(いろえふようでほうおうもんはち) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1660〜70年代
口径24.2 高8.9 高台径10.4
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いわゆる芙蓉手の鉢。見込に双鳳文を描く。口縁部、高台脇と高台内に染付線を施した素地に、柿右衛門様式の色調の上絵具で文様を描いている。外まで貫通している貫入を隠すために左の鳳凰に草葉をあしらっている。この草葉は柿右衛門様式にみられない細い黒線に黄緑色で表されており、後代に施されたものと考えられる。裏面は蔓草でつながれた唐花文がめぐらされ、また高台には赤で輪郭のみの櫛目文を入れる。 |
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