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色絵松竹鶴文壺
(いろえまつたけつるもんつぼ) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1650〜60年代
口径11.2 高24.9 高台径9.1
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古九谷様式と有田の初期輸出色絵の関係を示してくれる作品。深く濃い色合の赤絵具は1670年代ごろに完成する柿右衛門様式の赤と異なるために、かつては石川県の九谷窯産と誤って考えられていた。しかし、そうした赤絵具を多用した水注などがヨーロッパに伝存し、そのなかにヨーロッパでつけた銀製の蓋に1671年銘が刻まれた水注があったことから、ヨーロッパへの輸出品であることが判明し、有田製であることが理解されるようになった。 |
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