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染付色絵群馬文変形皿
(そめつけいろえぐんばもんへんけいざら) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1650〜60年代
口径16.5×12.5 高2.5 高台径10.0×7.1
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いわゆる松ヶ谷手の変形皿。菱花を三つ組合せた平面形であり、幅の狭い折縁をめぐらす。貼り付けた高台は丁寧に作られ、畳付の露胎部は3面削られている。見込に5枚それぞれ姿態を変えた群馬が、染付による絵画調の表現で描かれている。口縁部は赤の圏線および黒線と緑絵具による四方襷文の帯をめぐらす。群馬を表した磁器は明末の中国磁器の例もあるが、このように躍動感あふれる群馬図の磁器はこれより古い例を知らない。 |
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