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色絵唐人文輪花皿
(いろえとうじんもんりんかざら) |
中国・景徳鎮窯 China, Jingdezhen
1620〜40年代
口径21.1 高3.2 高台径13.8
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明末のこのような色絵は南京赤絵と呼ばれる。側面を型で菱花形に作り、文様の一部を染付で表した素地を本焼きする。口唇部に銹釉を施し、高台内に染付で一重圏線と「天下太平」の銘を表すのもこの段階に行う。あらかじめ用意されたこの素地に黒線・赤線で輪郭を引き、赤・緑・青・黄の絵具で竹に雲・唐人物・太湖石などを描き、低い温度で焼き付ける。こうした中国の色絵の技術が1640年代頃に有田に伝わって日本の色絵磁器が始まった。 |
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