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染付鶏花蝶文水注
(そめつけにわとりかちょうもんすいちゅう) |
中国・景徳鎮窯 China, Jingdezhen
1640年代頃
口径8.3×9.0 高36.2 高台径9.8 最大径19.8
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ハッチャー・ジャンクと呼ばれる南シナ海発見の沈没船から引揚げられた多数の中国磁器の中に類似の器形・文様が見出せる。この引揚品の中に崇禎16年(1643)と推測できる紀年銘磁器があり、崇禎頃の輸出磁器とみられる。17世紀後半に有田が輸出用手付水注を作るが、その際に、こうした中国磁器を手本とした。主文はバラに蝶・寿石・竹・菊・鶏・粟を胴部に描き、頸部に梅・蘭・椿・竹の折枝を染付している。 |
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