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色絵蓮池鷺文大皿
(いろえれんちさぎもんおおざら) |
中国・しょう州窯系 China Zhangzhou kilns
1590〜1630年代
口径37.4 高7.4 高台径17.8
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16世紀に青磁にかわって染付が磁器の主流になると、福建南部でも染付生産がさかんになる。そのなかにわが国で呉須手と呼ぶ独特の磁器があり、色絵を施したものを呉須赤絵という。これらは輸出港・仙頭(スワトウ)に因んで欧米ではスワトウ・ウェアと呼ばれる。最近、その中心的窯が福建省しょう州で発見された。江西省景徳鎮窯の色絵磁器と異なり、材料の欠点を化粧掛けで補い、粗放な作行である。赤が強調された豪放な絵付は肥前色絵に影響を与えた。 |
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