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染付蘭撫子文輪花皿
(そめつけらんなでしこもんりんかざら) |
肥前・鍋島藩窯 Hizen, Nabeshima ware
佐賀県 Saga prefecture
18世紀前半〜中葉
口径20.4 高5.4 高台径10.9
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木盃形の皿が多い鍋島の中では珍しい器形である。ロクロで丸い皿を作り、生乾きの時に型に合わせて変形させる型打ちの技法による。見込の平坦部がやや厚いため、見た目よりも重い。口縁部が外反し、輪花になっている点に特徴がある。元禄(1688〜1704)期に現われる伊万里の器形の影響と考えられる。裏面には三方に折枝文が描かれ、高台には櫛目文を施す。 |
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