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染付菊唐花文皿
(そめつけきくからはなもんさら) |
肥前・鍋島藩窯 Hizen, Nabeshima ware
佐賀県 Saga prefecture
1690〜1730年代
口径20.7 高5.8 高台径10.2
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鍋島の染付の濃度は、通常三段階に分けられる。一番濃いのは線書きであり、二番目は枝や葉の濃み(面塗り)であり、三番目は花などのうすい濃みである。三通りの濃淡以外では、広い面においてぼかしの技法が用いられる。この作品は以上の4種類の濃淡と、墨弾きによる白抜き描線が組み合わされている。皿の形状は端反りで口縁に浅い溝がある。裏面は三方に木蓮の折枝文を配し、高台には櫛目文が描かれている。 |
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