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色絵唐花文変形皿
(いろえからはなもんへんけいざら) |
肥前・鍋島藩窯(日峰社下窯) Hizen, Nabeshima
ware
佐賀県 Saga prefecture
1660〜80年代
口径16.9×14.0 高3.4 高台径9.6×7.7
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糸切り細工による変形皿で、高台は角のゆるい菱形。波縁の変形のなかに、丸窓を二つ上下に並べてはみ出さすという特異な形である。七宝文が地文として描かれているが、線を重ねて面にしている点に特徴がある。この七宝文の描かれた陶片が、大川内山の日峰社下窯跡から出土している。上絵は赤の線書きに黄と緑の絵具を施す。裏面二方に染付で菊唐草文、二方に唐草文、高台に剣先文が描かれている。 |
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