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染付芙蓉手花鳥文皿
(そめつけふようてかちょうもんざら) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1655〜80年代
口径38.6 高7.9 高台径17.0
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芙蓉手の皿類は有田で様々なものが作られたが、この作品は中国明末の景徳鎮窯の本歌と共通点を残し、有田の芙蓉手のなかでは比較的初期の作品と考えられる。広い鍔状の縁をもち、口唇部は菱花形に刻む。見込中央に岩に花鳥を描き、周縁部は区切って窓を設け、花文と八宝文を交互に配す。裏面も六方に区画され、簡略化した文様を描く。高台内には染付の「福」字銘が記され、ハリ目跡が2個残る。見込には焼成時の降灰が多い。 |
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