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色絵蔦文皿(青手)
(いろえつたもんさら あおで) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1650年代頃
口径25.3 高6.3 高台径14.4
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古九谷様式中期から後期の特徴をもつ。こうした高い高台をもつ皿は有田の山辺田4号窯などで色絵素地が出土している。裏文様の密な唐草文は【47】に似通っている。内側面は型打成形によって菱花形に表され、それに流水文を描く。高台内の銘は明末・中国の祥瑞の銘の一種(「禄」という)の影響を受け、1640年代頃から肥前磁器が用い、1660年代頃まで例をみることができる。口唇部には銹釉を施す。 |
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