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染付鉄釉山水文壺
(そめつけてつゆうさんすいもんつぼ) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1630〜50年代
口径10.3 高25.4 高台径11.4
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胴上部に染付で山水文を描き、くびれ部を境に鉄釉を施した壺である。口縁部に染付で雷文を描く。胴上部には、一面に建物が4棟みえる山間部、他面には東屋風の建物4棟を描いている。高台畳付は露胎で、畳付外側面を面取りしている。器表の三分の二を覆う鉄釉に染付の絵が浮かび上がっている。口頸部が短く立ち上がり、肩が張り、胴裾部が比較的細くしまり、底部が「く」の字に開く形態は、朝鮮王朝の壺に類例がみられる。 |
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