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染付雲龍文三耳付壺
(そめつけうんりゅうもんみつみみつきつぼ) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1620〜40年代
口径9.9 高22.1 高台径9.4
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一面に躍動する龍、他面に雲文を描いている。伝説に言う、龍が天空に上り雲を呼び雨を起こす図であろう。口縁端部はわずかに外側へつまみ出される。頸部は、上下を染付線で区画し、その中を紗綾形文でうめる。口唇部および口縁内部は露胎である。胴上部の染付線に沿って3個の管状の耳がつく。この耳は山内町百間窯跡出土の陶器壺に類例がある。高台外側に染付圏線がめぐり、高台畳付は露胎である。外側には貫入がみられる。 |
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