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染付楼閣人物文皿
(そめつけろうかくじんぶつもんさら) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1610〜30年代
口径20.0 高5.3 高台径7.3
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見込の右下には楼閣風の家屋とその中に座す人物を描いている。後方には松の木、左手には山並みが続き、人物に向かい合うように三日月が描かれている。また、見込に「倣夏筆意■」と記しているが、もとは「倣夏珪筆意」で、夏珪(南宋の画家)の筆使いにならうという意味。このような書き方は明代の「八種画譜」など絵手本にみられる。「倣■筆意」と記した陶片は、有田町天神森窯跡などで出土し、17世紀前半頃にみられる。 |
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