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象嵌花唐草文大皿(三島手)
(ぞうがんはなからくさもんおおざら みしまで) |
肥前 Hizen
佐賀県 Saga prefecture
17世紀中葉〜後半
径43.9 高14.2 高台径13.5
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大皿の内面を同心円状に5段に区画し、蓮弁文・唐草文・よろけ縞文・襷文・花文を押印し、その上から白化粧をし、余分な化粧土をふきとり、透明釉を施している。この技法を利用した製品は、武雄市の唐津系窯跡などから出土している。見込には砂目跡が8ヶ所に残り、製品を砂・胎土目積みによって重ね積みしたことがわかる。外面中位から底部まで鉄漿を塗布するが、畳付は露胎である。 |
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