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染付唐人文柑子口瓶
(そめつけとうじんもんこうじぐちびん) |
オランダ・デルフト Netherlands, Delft ware
17世紀後半
高16.5 口径3.0 底径5.3
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17世紀のヨーロッパでは磁器が生産できなかったことから、錫釉による白い陶器で東洋からの磁器を模倣した。この作は中国・景徳鎮窯の染付柑子口瓶を写したと考えられる。デルフト陶器に特有の水色に発色する釉薬に青料で山水と唐人を描く。青料は細かい水玉状に白く弾かれたように発色しており、これもデルフト陶器によくみられる特徴である。高台内に「ニ」としるされているが、おそらく窯の印であろう。 |
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