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染付梅花氷裂文壺
(そめつけばいかひょうれつもんつぼ) |
肥後・天草(高浜窯) Higo, Amakusa ware
熊本県 Kumamoto Prefecture
19世紀前半
口径6.0 蓋付総高15.5 高台径5.4
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小振りな磁器の蓋付壺全面に、染付で氷の割れた様、氷裂文を描き梅花を散らしている。清朝磁器の影響で、肥前・有田などで用いられた意匠である。幕府領にある高浜焼(天草郡天草町)は、18世紀に九州各地で開窯する磁器窯のひとつで、地元天草の陶石を使い宝暦12年(1762)に始まる。窯の名を示す染付銘「東肥天艸(草)」が、高台内に記されている。 |
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