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染付菊形香炉
(そめつけきくがたこうろ) |
筑前・須恵窯 Chikuzen, Sue ware
福岡県 Fukuoka Prefecture
18世紀後半
口径6.3 高8.4 高台径4.5
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宝暦年間(1751〜64)に現在の粕屋郡須恵町皿山に磁器窯が開かれ、肥前・有田の技術を導入し、「南京焼」が焼かれた。黒田藩の保護下で上質の白磁や染付を製作した。胴を3段に削りだした菊の花弁で飾り、端正すぎる細工を染付の菊葉で乱した筒形の香炉。全面に施された青味を帯びた透明釉が、技の巧をひきたてて美しい。高台内に染付銘「スエ」の組文字がみられる。 |
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