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染付岩牡丹文大瓶
(そめつけいわぼたんもんおおびん) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1650〜60年代
口径7.8 高55.0 高台径17.3 最大径29.1
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頸部に芭蕉葉文、その下に七宝繋文、如意頭文の文様帯を持つ。胴部には左右に広がる牡丹が描かれている。高台外側面には2条の染付の線がめぐる。畳付は台形状で、釉剥ぎされている。T.フォルカーによると、1659年のバタヴィアから長崎宛の文書に、モカ向け注文品として花文・葉文を描いた約6リットル入りの磁器のフラスコとある。この大瓶の容量は約16リットルあり、同形式の瓶であれば高さ約40cmのものが約6リットルである。 |
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