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染付牛人物文水指
(そめつけうしじんぶつもんみずさし) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1610〜30年代
口径9.8 高16.9 高台径9.7
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丸味をもった胴部に染付で山水画を描いた水指である。山水画は、器面に連続して描かれており、水牛の手綱をとる人物や滝の水を汲む人物の背景には松・家屋・竹などが見える。また、遠景に旗や鳥の群れを描いている。絵巻風であり器面全体に動きが感じられる。透明釉は白味を帯び、外面は高台畳付を除き全面に施釉されている。高台内には手跡が残っている。蓋受部および内面は露胎であり、本来共蓋があったものと思われる。 |
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