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肥前国産物図考
(ひぜんこくさんぶつずこう)
木崎攸々軒入道盛標 筆 八帖
紙本着色(墨書)
江戸時代 18世紀 |
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▼左側は焼きあがった大甕、右側は窯の焚口。一番右の図は窯の焚口、次は二の窯※の口を挟めた図、次は窯の真後ろの図です。
※連房式登り窯の場合、一番下の焚口から次の室を二の窯、その次を三の窯といいます。
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▼窯焚きの様子がいきいきと描かれています。右端は焼成前の大甕をクミと呼ばれる縄で運ぶ時の様子が記されています。左には登り窯の焼成の様子があります。焚口の前にはそこをふさぐための土塊が置かれています。窯の側面では職人達が、窯中の様子をうかがったり、薪を投げ入れています。 |
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▼甕の製作工程の様子が描かれています。左から土つくり、ろくろ成形、焼成後の検品を行っているようです。 |
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▼大甕つくりの用具。シレイ、車、トッカヒ、クミ(ナンテン)などの道具が描かれています。特にシレイ、トツカヒは朝鮮系の名称と思われます。これらは叩き技法で成形する際に使用された道具で、トッカヒを器の土側にあてて、シレイで器の外側から土を叩きます。 |
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