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≪その2≫ |
店で活躍したやきものたち 瀬戸樽・じょうごだい |
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庶民は必要な量の酒をその時々に、小分けしてもらって購入していましたので、店先には大きな容器に大量の酒がならべられていたのでしょう。瀬戸樽はそういった店先の貯蔵用または運搬用として使用されていました。使用されていた年代ははっきりしませんが、昭和初期までは活躍していたようです。 樽の上部には持ち運びに便利なように、取っ手がついています。サイズの小さいものは竹などでつくった持ち手がつけれていたようです。底のほうには注ぎ口があり、木の栓で蓋をしていました。店先に並べた時の宣伝効果を狙って、瀬戸樽にも貧乏徳利のように酒銘が書かれたり、中には絵が描いてあるものもあります。今で言うポップ広告の役割も果たしていたのです。また瀬戸樽は味噌の販売店などでも使用されていました。 |
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資料提供先(順不同)
■大平庵酒造資料館 佐賀県多久市東多久町別府 電話0952-76-2455 |
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