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撮影:藤本健八 |
絵唐津草文三脚鉢
(えがらつそうもんさんきゃくばち) |
17世紀初期
高さ5.6 口径18.3 |
脚の付いている鉢は珍しく上手の作です。生乾きの際に、縁の六か所に摘まみを入れて輪花状にし、すっきりした絵模様を描いています。過日これを見た方の「草文ではないか」とのお尋ねですが、当館では以前から、箱にも矢模様としてありますので、気にもしておりませんでした。しかし陶工の周囲には先ず、矢羽根など見当たる筈がありませんし、絵唐津の殆どは身近な自然の山野の花や、水辺の草がモチ−フですから、爾今「草模様」と訂正します・江戸初期。 |
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