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撮影:藤本健八 |
伊万里 染付花鳥文皿
(いまり そめつけかちょうもんざら) |
17世紀後期
口径32.4 高さ6.2 高台径15.9 |
芙蓉手は中国明末、万暦頃から始まった皿の意匠の一つです。欧州で愛好されて、オランダ東印度会社から有田にも大量の注文が舞込みました。皿の周辺を八等分した窓枠の中に唐花、花鳥、宝文などを描き、中央見込には花篭や岩花を描いたものです。それから、有田の染付製品が、李朝的な作風から中国明朝の磁器様式に転化する契機となったわけです。この種の染付は有田の稗古場窯などから多く出土しています。 |
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