|
|
黒釉藁灰流瓢形瓶
(こくゆうわらばいながしひさごがたびん) |
薩摩・龍門司窯(川原芳光作) Satsuma, Ryumonji
ware
鹿児島県 Kagoshima prefecture
19世紀後半
口径3.8 高台径9.2 高36.6
|
|
元禄元年(1688)頃に川原一族が開窯した姶良郡の龍門司窯は、「黒もの(民陶)」が生産の主流で、現在も続いている。褐色の精選された胎土で作られた瓢形の大振りな徳利には、黒釉に青味を帯びた灰釉を掛けている。房飾りをつけて伝世した。高台内に「芳光」の刻印があり、万延年間(1860〜61)頃の陶工、川原芳光、一説には川原源助の作と伝えられる。 |
|