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染付雲龍麒麟文耳付花生
(そめつけうんりゅうきりんもんみみつきはないけ) |
肥前・三川内窯 Hizen, Mikawachi ware
長崎県 Nagasaki Prefecture
19世紀
口径16.2 高32.0 高台径11.0
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精密な細工による龍耳をつけた広口の花生。染付で胴の上方に龍、下方には麒麟を描く。背面には頭を後方に向けた同様の龍と麒麟を配す。19世紀の三川内焼は染付の描写と白磁のひねり細工が精巧を極め、しばしば両者を組み合わせた製品が作られている。絵書きと細工は分業であるため別人であるが、いずれもおとらぬ技術力を有している。口縁部のリンボウと呼ばれる連続文は、三川内焼の碗や花生などに多用された特徴ある文様である。 |
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