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色絵婦人像(柿右衛門様式)
(いろえふじんぞう) |
肥前・有田窯 Hizen, Arita ware
佐賀県 Saga prefecture
1670〜1680年代
高38.9 高台径11.2×10.5 最大径11.4×11.8
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頭部は全体の比率からして大きく、反対に手は小さく華奢である。こうしたプロポーションの強調により、人形としての特質と女性的な優美さが醸し出されている。成形は型により各部分はわけて作るが、体側部以外は丁寧な仕上げのため継ぎ目は見い出しがたい。底は平たく無釉であり、わずかに布目が残る。左肩後面に直径8mmの空気穴がある。口は内部まで彫り開けられており、唇は上絵具で赤く色どられている。 |
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