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トップ >> やきものコラムセラミック九州 >> vol.1 紗綾形文様 |
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![]() 染物の地文様、建築の装飾などにも用いられ、鍋島藩窯※2の作品にも多くとりいれられている。あらかじめ墨で器面に紗綾形文様を丁寧に描き、その上から呉須(ごす)と濃み筆(だみふで)で塗りこめると墨の上の呉須ははじきとぶ。それを800度位で焼くと墨はカーボンとなってとんでいき、墨で描いた紗綾形文様は白くぬける。墨はちょうど、ろうけつ染めにおけるロウの役割を果たしている。この技法を墨弾き(すみはじき)※3の技法といい、鍋島藩窯の独特の技法の一つとして知られる。 (吉永陽三)
※1 綸子:地文様がある織物の一種※2 鍋島藩窯についてはこちら→ ※2 鍋島藩窯についてはこちら→ ※3 墨弾きの作品についてはこちら→ |
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