トップ
>>
絵で見るやきものの世界
>> 江戸の暮らし(その3)
《その3》
三味線を弾く美人図
18世紀中頃
宮川春水
C東京国立博物館所蔵
参考作品
染付牡丹文甕
1859年銘
C佐賀県立九州陶磁文化館所蔵
※参考作品は必ずしも、 絵画に描かれている場面と同年代とは限りません。ご了承ください。
三味線の練習をしているのでしょうか、女性が帳面を見ながら演奏をしているようです。縁側に目を向けると、手ぬぐいと染付の蓋付き甕が置いてあります。おそらく手洗いのために置いているものと考えられます。この甕の横にひしゃくが添えられている様子を描いた絵も残っています。
ところで江戸の町には三味線をはじめ様々な音曲の、いわゆる稽古事が行われていました。稽古事ははじめは武士階級のものでしたが、18世紀中頃にもなると町人の間にも普及したのだそうです。
|
その2
|
Copyright(C)2002 Fukuhaku Printing CO.,LTD
このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます