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《その7》 |
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「誂物之雛形」旧前川家資料
和紙・墨書
明和9年(1772年)
C伊万里市教育委員会所蔵
この器は指示文書によると「角火入れ・灰吹き」のようです。サイズは高さ三寸、さしわたし三寸五分となっています。火入れ・灰吹きとは喫煙道具のこと。火入れには火のついた炭を入れておき、いつでも煙草に火を着けられるようにしておきます。今でいうライターの代わりでしょうか。また灰吹きは煙草を吸った時の灰を落とすためのもので、灰皿のようなものです。これらは煙草盆と呼ばれるお盆に載せてセットで置いて使っていました。 |
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