風俗三十二相 おもたさう
天保年間深川かるこの風ぞく
錦絵
1888年出版
月岡芳年
C国立国会図書館所蔵 |
《その1》 |
【参考作品】
染付牡丹唐草文八角皿
1740〜1760年代
C佐賀県立九州陶磁文化館所蔵
色絵窓絵竹梅文輪花鉢
1750〜1780年代
C佐賀県立九州陶磁文化館所蔵
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「風俗三十二相」は江戸の人々の様々な風俗を描いたシリーズものです。その中のひとつが写真の「おもたさう」です。仲居の女性ができあがった料理を座敷へ運んでいるところです。唐草文様の染付皿には刺身がツマや笹葉で飾られています。窓絵で装飾が施されている色絵の六角鉢には、豆類の煮物のような物が盛り付けられています。サブタイトルに「かるこ(軽子)」と書いてありますが、これは江戸深川の遊里で働いていた仲居の女性のことです。軽子は茶屋から座敷へと料理を運んだり、遊女やお客の世話をして賃金を得ていたそうです。 |
※参考作品は必ずしも、 絵画に描かれている場面と同年代とは限りません。 ご了承ください。
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