絵付け指示図 |
図の中に「ダミ」という言葉がでてきますがこれは「濃み」のことです。「濃み」とは染付の輪郭線の中を、専用の太い濃筆でむらなく綺麗に塗りつぶす、下絵付けの技法のこといいます。濃筆は20cm程の竹の軸に長さが約8cmの鹿の毛を束ねたもので、毛束の直径は5cmくらいあります。昔から濃みは女性の仕事とされていたそうです。 |
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植物文の鉢の絵付け指示図
紙本着色
大正時代
C株式会社香蘭社所蔵 |
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各模様に「ヨセダミ」「ウスダミ」「コユダミ」などの指示があります。器の右上部分は器内部の絵付けを指示しています。 |
|その3||その5| |
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