トップ >> ザ・コレクション >> 今も昔もおいしいお酒(4)・ハトカン、ダチビン、カラカラ |
≪その4≫ |
ちょっと変わった徳利 ハトカン・ダチビン・カラカラ |
ハトカンの名前の由来はそのふっくらした形が、鳥の鳩に似ていることからだとか。初めて見る人には尿瓶のように見えるかもしれませんが、れっきとした徳利の一種です。これは囲炉裏や火鉢などの灰に、縦に差し込んで使っていました。灰の余熱で燗をしていたのです。 ダチビン(抱瓶)は沖縄地方独特の徳利です。行楽などの時に使われた携帯用の三日月形の酒器で、両脇の穴に紐を吊るし、腰にさげて沖縄の焼酎「泡盛」を入れて使っていました。 カラカラは鹿児島・沖縄で見られる酒器です。昔、容器の中に陶丸が入っていて、降るとカラカラと音がするのでこの名がついたといわれます。何のために陶丸が入っていたのかはわかりません。安定感があり、注ぎやすい形のカラカラはお祝いの座敷などで使われていました。 |
|
資料提供先(順不同) ■志田焼資料館 佐賀県藤津郡塩田町久間乙3242-3 電話09546-6-2202 ■那覇市立壷屋焼物博物館 沖縄県那覇市壺屋1-9-32 電話098-862-3761 http://www.naha-okn.ed.jp/~tsuboya/ |
|
Copyright(C)2002 Fukuhaku Printing CO.,LTD このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます |