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名品図録

柿右衛門
  sk-004



撮影:藤本健八
柿右衛門 色絵藤花文燭台
(かきえもん いろえふじはなもんしょくだい)
18世紀初期
高さ33.1
 上部に梅花状の受け皿、支柱は竹状に造り、下部三方に獅子頭を配してその口に渦状に巻く脚を取付けています。これは筑前黒田藩主の菩提寺博多祟福寺境内の四代綱政公の墓地から出土しました。昭和22年のことです。全体が黄色くなっているのは、長く水気の多い土中に埋もれていたからです。
 支柱には黒田家紋にゆかりの藤花をあしらい、三脚には唐草文を上絵付けした、見るからに豪華な作品です。黒田家からの特別注文品であったと思われます。江戸中期。
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