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撮影:藤本健八 |
唐津櫛刷毛目花入
(からつくしはけめはないれ) |
17世紀前期
高さ24.4 口径9.2 |
茶陶意識の強い筒状の花入ですが、口辺から底まで白刷毛目の化粧掛けをし、篦や櫛、また指で引き掻いて薬を落したり、模様を付けてたり技巧的です。釉は長石釉で還元炎のため、掻き落した部分が青味を帯びた鼠色に、刷毛目の部分は処々赤く発色しています。やや雑器的な作調ですが、どことなく品があって、とてもいい花入です。武雄古唐津系、江戸初期。 |
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