北波多村の焼き物の歴史は古く、約500年前、室町時代初期から中期の時代に始まったと言われています。展示場には伝統の技法を守りながら研鑽錬磨に努める各窯元の作品が並べられ、通常の2割引くらいで販売。小皿、湯呑み、茶碗などの日用雑器から花器、壷、大皿までバラエティに富んだ作品には岸岳系唐津焼の伝統が息づています。「新茶まつり」も開催され、新鮮なお茶や物産を購入することもできます。
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岸岳には現存している窯跡ではもっとも古いとされている古窯跡が散在しています。ここでは岸岳古唐津系と呼ばれる陶器がつくられていたと考えられています。この岸岳古唐津系は2系統に分けられ、飯洞甕窯系と呼ばれるものは、土灰釉薬・長石釉・柿釉などが特徴です。一方、帆柱窯系と呼ばれるものは、藁灰釉の斑唐津が特徴だそうで
す。現在北波多村では数件の窯元が、これらの伝統技法を 大事にしながら、唐津焼をつくりつづけています。 |