唐津焼窯元は広い範囲に点在しているので、一度に見て回るのがなかなか大変です。伝統工芸唐津焼展では、唐津焼協同組合に加盟している窯元の作品を一堂に見ることができるお得なイベントです。様々な窯元の作品から自分のお気に入りがきっと見つかるはずです。展示会には作家の方も会場にいらっしゃるので技法の話を聞くこともできます。また、会場となっている唐津市ふるさと会館アルピノ2階にも常設展示場があり、ここも見逃せません。湯呑み等の日用器からお茶道具までの幅広い品を展示即売しています。展示場係りの方も唐津焼に詳しいので、訪ねたい窯元などがあれば相談してみるのもいいでしょう。
・唐津焼協同組合加盟の窯元についてはこちら:唐津焼協同組合 電話0955-73-4888 |
唐津焼は古くから「一楽、二萩、三唐津」と言われており、日本三大茶陶のひとつ。起源には様々な説がありますが、室町時代末期から桃山時代にかけて焼かれ始めたようです。「唐津焼」という呼び名は、もともと佐賀県の西部から長崎県一帯で焼かれた陶器のことを指しています。これらの陶器が唐津港から出荷されたのが、その名の由来といわれています。
唐津焼の魅力は粗くざっくりとした土味にあり、男性的な力強いイメージです。唐津焼には「絵唐津」「朝鮮唐津」「斑唐津」などの技法があり、特に「斑唐津」は酒器として人気が高いようです。
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