白石焼窯元は北茂安町の皿山地区にまとまってあるので、歩いて散策するにはぴったりです。まずは、皿山地区内にある白石神社横駐車場に車を止めて、各窯元を周りましょう。駐車場から窯元までは歩いて約1分。各窯元の店先に商品が並んでいるので、作家さんとも直接話ができます。セット売りやバラ売りも交渉できます。欲しい器が決まっていれば、「こんなのないですか?」と店頭で聞いてみましょう。お店の人や作家さんと直接やりとりができる、やきもの市ならではのお買い物を楽しめます。白石焼協同組合加盟の窯元については、このホームページ内でもご紹介しています。
・白石焼協同組合加盟の窯元についてはこちら→
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白石焼の起源は17世紀中期から18世紀初めにかけて農家の副業としてやきものを焼いたのがはじまりと言われています。1806年には白石鍋島家が鍋島本藩の御用窯である大川内から陶工を呼び寄せて、白石にて御用窯を作らせることになります。白磁に似た「白ひび焼」というやきものを生産しますが、江戸末期頃に京都より陶工・臼井走波を招き、彼のつくったやきものが今日の白石焼の礎になったのです。昭和初期頃には「汽車土瓶」の生産地としても知られるようになります。現在では民芸陶器を中心に生産され、素地にカンナで彫りを施す「飛び鉋」という技法が代表的です。
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