畠山記念館開館40周年記念
季節の茶道具取り合わせ
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<会期>平成16年10月1日(金)〜12月12日(日) |
畠山即翁が前後5ヵ年に亙り想いを練り、展示室内のショーケースに至るまで独創の考案を凝らすなど、みずからの設計監督のもとに腐心拮据の末ようやく美術館開館の運びとなったのは、東京オリンピックが挙行された昭和39年のことでした。以来、翁の指示にもとづき独自の運営を続け、東洋の古美術品、ことに茶器を中心とする展観をもって、国内はもとより海外にもその存在を認められて参りました。
このたび40周年の節目を迎えるにあたり、四季折々の季節に相応しい茶道具を取り合わせ、併せて当館コレクションの柱となる分野を特集して順次紹介して参ります。今回は、「雲州蔵帳」に記載される茶器のさまざまを取り合わせて展示し、さらに国宝3点を特別展観いたします。この機会に是非、茶道具の至宝の数々をご清鑑ください。
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■特別展観
・国宝 離洛帖 藤原佐理筆(10月1日〜11月7日)
・国宝 煙寺晩鐘図 伝 牧谿筆(10月26日〜11月14日)
・国宝 大慧宗?墨跡 尺牘(11月9日〜12月12日) |
■主な展示作品
・重文 唐物肩衝茶入 銘 油屋
・重文 井戸茶碗 銘 細川
・粉引茶碗 銘 松平
・千利休消息 椿の文
・東陽坊釜 辻与次郎作
・竹一重切花入 千道安作
・和漢茶壺鑒定 松平不昧筆 |