やきものに親しむⅢ 磁都・景徳鎮1000年記念
中国陶磁のかがやき
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<会期>平成16年7月27日(火)~9月5日(日) |
中国江西省景徳鎮は、カオリン粘土や陶石などの磁器原料、燃料の松材、水運の便に恵まれ、唐末・五代から窯業が芽生えました。そして宋の景徳元年(1004)に、宋王朝から鎮(小商業都市)名に景徳の名を与えられたのです。以来、宋代には白磁・青白磁(影青)、元代には青花(染付)、明・清代にはあらゆる色絵技法がこの地で発展し、世界的な磁器の都になっていきました。
本年は、「景徳」鎮となって1000年目にあたりますので、これを記念して、各時代の景徳鎮窯の名品を展観し、磁都―景徳鎮1000年の足跡と、景徳鎮磁器の真髄をご覧いただきます。
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■特別出品
・青花蓮池魚藻文壷 元時代 大阪市立東洋陶磁美術館蔵(重要文化財)
・釉裏紅花卉文大壷 明・洪武時代 個人蔵(重要文化財)
・瑠璃地白花牡丹文盤 明「大明宣徳年製」銘 大阪市立東洋陶磁美術館蔵(重要文化財)
■主な
・青白磁獅子紐蓋水注 北宋時代
・青白磁刻花牡丹唐草文吐魯瓶 一対 北宋時代
・青白磁刻花蓮花文深鉢 北宋時代
・青花龍文壷 明「宣徳年制」銘
・色絵人物文壷 明・嘉靖時代
など約150点 |